京都市中京区の和菓子屋「芳富軒」で雁食という餅菓子を購入。ド地味な見た目なのに、清涼感と言って良いほど効いた肉桂の香りにやみつき!

京都市中京区の和菓子屋「芳富軒」で雁食という餅菓子を購入。ド地味な見た目なのに、清涼感と言って良いほど効いた肉桂の香りにやみつき!

【店名】
芳富軒(よしとみけん)
【所在地】
京都市中京区

【性別】女性
【年齢】45歳
【職業】無職


【お店を知ったきっかけ】
和菓子本に出ており、他には無いであろう味と思われるお菓子に興味を引かれ、普段泊まるホテルからも近そうだったため、行ってみようと思った。

【誰と行ったか】
姉妹といった




【お店の雰囲気】
丸太町通から油小路を入ったところにある小体な店。
暖簾がかかっていたが看板なども目立たず、駐車場はないと思われる。
老夫婦で営まれており、ご主人はとても寡黙な方のようだが、丁寧な対応をしてくださる。
来店中他のお客さんに会った事はない。
行列も出来ていたことはない。
いつもとても静かな店。
ひっそりしているがお寺の御用達といった看板も下がっており、品のある雰囲気。

【注文したもの】
雁食(がんじき)
肉桂・胡麻・芥子などが入った餅菓子(求肥?)。




【感想】
肉桂がふわっと香り、胡麻の香ばしい香りと芥子のプチプチ食感が印象的。
箱を開けた瞬間から分かるほど、かなり肉桂の香りがするのでスパイシーと言っても良いくらいだが、奇抜ではなく上品な甘み・味わいで、紛れもなく和のお菓子という感じ。
餡子は入っていないので餅の味だけがする。
白砂糖がしっかりまぶされていて、甘さも味もしっかりあるが、くどい甘さはない。
もっちもちの求肥の間から芥子の食感が覗くの面白い。
うす茶色の地味な見た目で、大きさはひと口サイズ。
柔らかくもちもちの餅菓子であるが、生菓子ではないので、季節によっては常温で2週間ほども保つと言う。
旅行中に買ったので、2日後自宅でいただいたが、充分柔らかく、香りもしっかりして、甘く爽やかなままだった。




【他のメニューやトッピングなど】
見たところ、どら焼き(違うネーミングだったかも)なども置いてあったようだが、雁食目当てで行ったのでそれしか買っていない。
何度も訪れているが、雁食だけは他のどこにもないお菓子だと思うので(しかも後継者がいないらしい)、他のお菓子は分からない。




【エピソード】
かなり控えめな店構えなので、最初は通り過ぎた(多分京都あるある)が、一二度行き過ぎて、ようやく此処か!と気付き入店。
店は広くないものの店頭には誰もおらず、しばらくぼーっと待っていた。
奥から人の気配はするものの誰も出てくる様子はない。
何度か呼びかけようやく出てこられたご主人に対応していただく。
寡黙な方のようだが、雁食は日持ちがするので、10日ぐらい置いておいてちょっと固くなったものも美味しいと教えてもらった(実際シコっとした歯触りが増して、それもまた美味しかった)。




【知人の評判】
美味しすぎて誰にもあげなかった。
家族内の評判は絶賛。
見た目の地味さにたがわず派手さはないのに、他には無い個性的な味。
数多ある京都の和菓子屋と言えども、これに匹敵、若しくは近い風味のお菓子さえもないのでは?と言った評価。




【他との比較】
材料がシンプル。
そしてその材料の味と香りがしっかりする(感じられる)。
悪いものは使って無いのに、もちもち感・柔らかさを数日後も維持し、更に味わいを増すあたりは、流石京都の和菓子屋という感じ。
日持ちにも優れているので、贈り物・送る物、手土産と幅広く使えるし、超有名店ではないと思うので、京都通の人でもこんなお菓子あるの!?とびっくりさせられる。




【価格と満足度】
買っていた頃は16個入りで800円・・・あたりの値段だった気がする。
満足度は勿論マックス100パーセント越え。
安くて満足。
大満足。




【期待すること】
不満は何もないけれど、期待というか切なる願いとして・・・。
こればっかりはどうしようもないけど後継者が居て欲しかった。
でなければ、レシピを受け継ぐ人を探して雁食だけでもこの世に残すようにして欲しい。
ご主人が直接技を伝えられるうちに、この味が消えないように残して欲しい。
他にないお菓子が当代のご主人で途絶えてしまうのが、あまりにも残念。



どんな京都通の人でも、地元の人でも、この辺りに住んでいなければ、ほぼ知られていない和菓子屋さんだと思う。
よって、美味しいものに目がなく、あれこれ食べて知っている人に、グルメを標榜する人に敢えて贈り、味と個性と希少性で驚かせたい。
肉桂好きならひと口で虜になる事は請け合い。
出店も京都展への出店もないので、此処に行かなければ絶対買えない付加価値も見逃せない。
唯一無二の斬新にして紛れもないな京都の雅な和菓子に酔って!

芳富軒(よしとみけん)
京都市中京区
女性・45歳・無職
京都市中京区の和菓子屋「芳富軒」で雁食という餅菓子を購入。ド地味な見た目なのに、清涼感と言って良いほど効いた肉桂の香りにやみつき!